引越し業者の割引サービスのひとつに「早割(早期割引)」があります。早く予約するほど安くなると聞くと、つい飛びつきたくなりますよね。
結論から言うと、早割そのものの割引額は小さく、早く予約を決めるよりも、複数社で見積もりを比べるほうが安くなりやすいです。ただし、繁忙期や単身パックなど、早めに動いたほうがいいケースもあります。
この記事では、早割の実際の割引額、使っていい人・使わなくていい人、見積もりを取るベストなタイミングをまとめました。
- 早割の割引額は、1,000円〜2,000円程度が目安
- 見積もり交渉や業者の比較で、数千円〜1万円以上安くなることもある
- 単身パックと繁忙期(2月後半〜4月前半)は、早めの行動が有利
- それ以外の時期は、引越しの2〜4週間前に複数社で見積もりを取れば十分
引越し業者の早割とは
早割は、引越し日の1〜2か月前など、あらかじめ決められた期日までに申し込むと料金が割引になるサービスです。業者にとっては、トラックや作業員のスケジュールを早く確保できるメリットがあります。
早割の割引額は意外と小さい
たとえばヤマトホームコンビニエンス(クロネコヤマト)では、搬出日が14日以上先の場合に1,000円が割引になる早割が用意されています。※条件・金額は変更されることがあります。申し込み前に公式サイトで確認してください。
ほかの業者でも、早割で安くなる金額は1,000円〜2,000円程度が目安です。
一方、引越しの料金は荷物量・距離・時期・日時によって業者ごとに決まるため、同じ条件でも業者によって数万円の差が出ることがあります。業者ごとに見積もりを出してもらい、交渉や比較をすることで、早割の割引額を上回る値引きが得られるケースも珍しくありません。
そのため、早割に惹かれて1社目で決めてしまうのは避けたほうがよいです。早割は「複数社を比べたあとに、さらに上乗せされる割引」として使うのが、いちばん損をしません。
早割を使っていいのはこんな人
単身パックで引越す人
単身パックは、専用のコンテナボックスの数と距離で料金が決まる商品で、通常の引越しより料金の交渉余地が小さい傾向があります。そのため、早割が用意されている業者なら、素直に使ったほうが得になります。
ただし、荷物の量が規定を超えたり、地域や時期によって料金が変わったりすることがあります。また、単身者向けの基本コースのほうが安くなるケースもあるので、単身パックにどのくらいの荷物が入るかを確認したうえで、一括見積もりで比べておくと安心です。
繁忙期(2月後半〜4月前半)に引越す人
3月前後は、どの業者もスケジュールが埋まりやすく、希望の日に予約が取れないこと自体が大きなリスクです。割引目的ではなく「日程を確保するため」に、早めに動いたほうがいい時期です。
繁忙期の対策は、3月の引越し料金を抑える方法でくわしく解説しています。
見積もりはいつ取るのがベスト?
早割を使うかどうかより、いつ見積もりを取り始めるかのほうが大切です。目安は次のとおりです。
| 引越し時期 | 見積もりを取り始める目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 繁忙期(2月後半〜4月前半) | 引越しが決まった時点ですぐ(1〜2か月前) | 予約が埋まりやすく、日程の確保が最優先 |
| 通常期 | 引越しの2〜4週間前 | 日程に余裕があり、複数社を比べて交渉する時間も取れる |
| 引越しが2週間を切っている | 今日すぐ | 見積もりを待つ間に日が迫るため、急ぎの引越しの進め方を確認 |
※上記は目安です。希望する日や曜日、時間帯によって埋まり方は変わります。
通常期でも、ギリギリすぎる予約はNG
引越しまでの日数が短いと、見積もりを取って比べて交渉する時間がありません。希望日の空きが少なくなり、料金も下がりにくくなります。通常期でも、遅くとも2週間前には見積もりを依頼しておきましょう。
見積もりで失敗しないコツ
- 1社だけで決めない。最低でも3社程度で比較し、他社の金額を伝えて交渉する
- 荷物は先に減らす。荷物が減れば、それだけ見積もり金額も下がる(荷物を減らす方法)
- 見積もりの注意点を確認する。追加料金が出る条件や、当日の金額変更があるかを必ず確認する(複数の業者から見積もりを取る時の注意点)
電話が不安なら、連絡先を入力せずに料金を調べる方法も
一括見積もりは便利ですが、「申し込むと業者から電話が何本も来るのでは?」と不安に感じる方も多いと思います。
その場合は、連絡先を入力せずに、まずおおよその料金だけ調べる方法があります。くわしくは引越し侍で連絡先を入力せずに見積料金を調べる方法で解説しています。
まとめ
- 早割の割引額は小さく、早く決めること自体は節約にならない
- 単身パックと繁忙期は、早めの予約にメリットがある
- 通常期は2〜4週間前に、複数社の見積もりを比べるのがいちばん安くなりやすい
早割に頼るより、複数の業者を比べることが、引越し料金を抑える一番の近道です。
引越し代金は業者間で差が大きく、特に繁忙期は大きな差になることもあります。料金だけでなく、希望日に空いている業者を見つけるのにも便利です。
