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引越しでトラブルを防ぐためには

引越し当日に追加料金が発生するケース8選と、事前の防ぎ方

見積もりのとおりに引越しが終わると思っていたのに、当日になって、追加料金を請求されることがあります。多くの場合、原因は、見積もりの時点で、業者とお客さんの間に認識のずれがあったことです。

訪問見積もりをして、条件を正確に伝えておけば、当日の追加料金は、防げることが多くなります。この記事では、追加料金が発生する代表的な8つのケースと、事前の防ぎ方、当日に請求されたときの対応をまとめました。

この記事のポイント

  • 追加料金の多くは、見積もりにない作業や、伝えていなかった条件が原因
  • 防ぐ鍵は、訪問見積もりと、荷物・新居の条件を正確に伝えること
  • 確認した内容は、見積書に書いてもらう
  • 当日に請求されたら、見積書の記載と、根拠を確認する。その場で、すぐに支払わない

引越し当日に追加料金が発生する理由

訪問見積もりをした場合は、見積もりより高い料金がかかることは、少なくなります。それでも追加料金が発生するのは、次のような場合です。

  • 見積もりにない作業が発生した
  • お客さんの要望が増えた
  • 見積もりのときに伝えていなかった条件があった

業者の解説では、見積書に記載されていない料金は、特殊な事情がない限り、請求できないとされています。だからこそ、見積書に、条件と作業の内容を、きちんと記載してもらうことが大切です。

追加料金が発生する8つのケースと防ぎ方

ケース なぜ追加料金になる? 防ぎ方
1. トラックを住居前に停められない 離れた場所から、台車で荷物を運ぶ(横持ち)。作業時間と人数が増える 新居前の道幅と駐車場所を、事前に確認して伝える
2. エレベーターがない 階段作業になり、時間と人数が増える。3階以上から加算する業者が多い 旧居・新居の階数とエレベーターの有無を伝える
3. 玄関から荷物が入らない 吊り上げ(荷揚げ)や、窓からの搬入が必要になる 大型の家具・家電のサイズと、搬入経路を測って伝える
4. 荷物が見積もりより増えた トラックや人数が足りなくなる。積みきれないこともある 見積もりのあとに荷物が増えたら、すぐに業者に連絡する
5. 荷造りが終わっていない スタッフが荷造りを手伝うことになり、荷造り料がかかる 小物の荷造りは、前日までに終わらせる
6. 追加のサービスを頼んだ 不用品の回収、エアコンの工事部品代、家具の解体など、見積もりにない作業 必要な作業は、見積もりのときに伝えて、見積書に入れてもらう
7. 日程・時間帯を変更した 繁忙日・人気の時間帯に変わると、料金が上がる。延期手数料がかかることもある 変更が必要になったら、早めに連絡する
8. 荷物量を少なめに伝えた 当日に、実際の量との差が分かり、追加料金やトラックの変更になる 訪問見積もりを受ける。荷物量は、正確に伝える

1. トラックを住居前に停められない

住居にトラックを横付けできない場合は、近隣の駐車スペースに停めて、台車などで荷物を運びます。作業時間が延びたり、スタッフが増えたりするため、その分の人件費が、引越し料金に加算されます。

道幅の目安は、2トントラックで3〜4m以上です。業者やトラックの大きさによって違います。旧居はもちろん、新居の前にも、トラックを横付けできるかどうか、確認しておくのが望ましいです。

くわしくは引越しトラックが入れる道幅は?家の前の道が狭いと料金が高くなる理由をご覧ください。

2. エレベーターがない

エレベーターの有無は、旧居は業者が確認しますが、念のため、「現在何階に住んでいるか、新居は何階か」を伝えましょう。エレベーターなしの物件では、3階以上で追加料金を設定している業者が多くなっています。古い団地には、エレベーターのない5階建てもあり、作業時間が大幅に伸びます。

くわしくは引越しでエレベーターなしは料金が高くなる?階数別の追加料金の目安と、安くする方法をご覧ください。

3. 玄関から荷物が入らない

冷蔵庫や大型のタンスなど、玄関から搬出入できない荷物は、荷揚げが必要になります。見積もりの段階で分かればよいのですが、『引越し先に荷物が到着した時点で、玄関から搬入できないことが分かった場合』は、急きょ荷揚げが必要になり、追加料金が発生する可能性があります。

当日の追加料金を防ぐために、荷物のサイズと、新居の搬入経路の幅(玄関、階段)を確認して、見積もりのときに伝えましょう。訪問見積もりをすれば、旧居の状況は、担当者が把握します。確認するのは、新居だけで大丈夫です。荷揚げの料金は、業者によって大きく違うため、2〜3社を比べるのがおすすめです。

くわしくは引越しで荷物が玄関を通らない!吊り上げの料金と対処法をご覧ください。

4. 荷物が見積もりより増えた

見積もりのあとに荷物が増えると、トラックの積載量や作業時間に影響します。大型の家具が増えた場合は、作業員の人数や、トラックの大きさを変える必要が出ることもあります。

荷物が増えたら、当日を待たずに、すぐに業者へ連絡しましょう。大型の家具・家電が増えた場合は、サイズも伝えます。ダンボールが増えた場合も、おおよその個数を伝えます。連絡せずに当日を迎えると、その場で追加料金を提示されたり、トラックに積みきれず、別のトラックで運ぶ対応になったりすることがあります。

逆に、荷物が減った場合は、値引きしてくれる業者もあります。見積もりのときに、荷物の増減があった場合の扱いを聞いておくと安心です。

5. 荷造りが終わっていない

食器や洋服などの小物類を、自分で荷造りするプランを選んでいても、引越し当日に荷造りが終わっていなければ、作業スタッフが手伝わざるを得ません。標準引越運送約款でも、荷造りが運送に適さないときは、事業者が荷造りを要求したり、荷送人の負担で荷造りを行ったりするとされています。その場合に、荷造り料が発生します。

追加料金だけでなく、荷造りが終わらないと、その日に引越しを完了できなくなる可能性もあります。小物類の荷造りは、前日までに終わらせておきましょう。

6. 追加のサービスを頼んだ

次のような作業は、見積もりにないと、別途費用がかかります。

契約書に記載のない作業を頼むと、別途費用が生じます。必要な作業は、見積もりのときに伝えて、見積書に入れてもらいましょう。

7. 日程・時間帯を変更した

契約後に、日程や時間帯を変更すると、繁忙日や人気の時間帯に変わって、料金が上がることがあります。また、延期や解約には、約款で手数料が定められています。変更が必要になったら、早めに業者へ連絡しましょう。くわしくは引越し見積もりの取り方ガイドのキャンセル料の項をご覧ください。

8. 荷物量を少なめに伝えた

電話やWebで見積もりを取るときに、荷物の量を少なめに伝えてしまうと、当日に実際の量との差が分かり、追加料金やトラックの変更になることがあります。「大きなものだけ伝えればいい」と考えず、小さな家具や、ダンボールの数も含めて、正確に伝えましょう。

荷物が少ない一人暮らし以外は、訪問見積もりを受けるのがおすすめです。くわしくは引越し業者の訪問見積もりで注意すべき点は?をご覧ください。

追加料金を防ぐ、事前のチェックリスト

  • □ 訪問見積もりを受けた。荷物が少ない一人暮らしでも、オンラインや電話では、荷物量を正確に伝えた
  • □ 旧居・新居の、階数とエレベーターの有無を伝えた
  • □ 新居前の道幅と、トラックを停める場所を確認した
  • □ 大型の家具・家電のサイズと、搬入経路を伝えた
  • □ 追加の作業(不用品回収、エアコン、解体など)を、見積もりに入れてもらった
  • □ 見積書に、追加料金が発生する条件が、書かれていることを確認した
  • □ 小物の荷造りを、前日までに終わらせる準備をした
  • □ 契約書・約款を、引越し作業の前に読んだ

当日に、追加料金を請求されたら

  1. その場で、すぐに支払わない。まず、内容を確認する
  2. 追加料金の、理由と内訳を聞く。どの作業・どの条件による追加なのかを、具体的に確認する
  3. 見積書・契約書に、記載があるか確認する。記載のない料金は、特殊な事情がない限り、請求されないとされている
  4. 自分が伝えていなかった条件が原因なら、内容に納得したうえで、書面にしてもらう。
  5. 納得できない場合は、冷静に、根拠を示してもらう。それでも解決しない場合は、相談窓口を使う

相談先の消費者ホットライン「188」や運輸局の窓口は、引越しで荷物が壊れたら?補償の範囲・請求の手順・期限で紹介しています。見積書、契約書、やり取りの記録、写真を、まとめておくと、話がスムーズです。

支払いのタイミングや方法については、引越し料金はいつ払う?前払い・後払いの原則と、現金・カード・振込の注意点をご覧ください。

追加料金を防ぐには、見積もりの段階で、条件を正確に伝え、見積書に反映してもらうことが大切です。まずは一括見積もりで、複数の業者の料金と対応を比べてみましょう。

引越し侍で見積もりしてみる

電話が不安な方は、連絡先を入力せずに料金を調べる方法もあります。

よくある質問

Q. 見積もりのあとに、追加料金を請求されることはありますか?

訪問見積もりをして、条件を正確に伝えていれば、少なくなります。ただし、荷物が増えた、条件が違った、追加の作業を頼んだ、などの場合は、追加料金が発生することがあります。

Q. 見積書に書いていない料金は、払わなくていいですか?

業者の解説では、見積書に記載されていない料金は、特殊な事情がない限り、請求できないとされています。ただし、自分の要望で作業が増えた場合などは、別途費用がかかります。内容を確認して、納得できる場合に支払いましょう。

Q. 荷物が当日に増えてしまいました。どうすればいいですか?

分かった時点で、すぐに業者へ連絡して、増えた荷物の種類とサイズを伝えましょう。追加料金は、作業の前に、相談して決めてもらうのが安心です。

Q. 荷造りが間に合いません。どうすればいいですか?

引越し当日までに連絡して、荷造りを手伝ってもらえるか、料金はいくらかを、確認しましょう。当日に急に頼むより、事前に相談するほうが、スムーズです。

Q. 追加料金を防ぐには、何が一番大切ですか?

訪問見積もりを受けて、荷物と、新居の条件を正確に伝え、見積書に反映してもらうことです。

Q. 追加料金が納得できません。どこに相談すればいいですか?

消費者ホットライン「188」や、運輸局の窓口に相談できます。見積書、契約書、やり取りの記録を用意しておきましょう。

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まとめ

  • 追加料金の多くは、見積もりにない作業や、伝えていなかった条件が原因
  • 道幅・階数・搬入経路・荷物量は、見積もりのときに、正確に伝える
  • 確認した内容は、見積書に書いてもらう。見積書にない料金は、特殊な事情がない限り請求されない
  • 当日に請求されたら、その場で支払わず、理由と記載を確認する
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