単身パックとは「一人暮らしの荷物量で近場に引越すことを条件に、お手軽価格で提供しているプラン」のことです。
サービスの名前は日通では「単身パック」、クロネコヤマトでは「単身引越サービスパック」などと業者によって異なります。
最大のメリットは「訪問見積もりなし、追加料金なしで利用することができる」ということでしょう。コンテナボックスの大きさで決めていますから、コンテナボックスに荷物が入るなら追加料金は発生しません。
引越し料金は荷物の量と移動距離で決まります。
単身パックの荷物量
では、コンテナボックスに収まる荷物量はどのくらいなのでしょうか?
各社の単身パックの荷物量は以下の通りです。
- 冷蔵庫(2ドア・109リットル)
- 洗濯機(4キログラム)
- 薄型テレビ(20インチ)
- テレビ台(小)
- 電子レンジ
- 掃除機
- カラーボックス(3段)
- 衣裳ケース
- 姿見
- 布団
- 日通ダンボールMサイズ 5個
参考:http://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/moving-s/tanshinpack-s-l/
単身引越サービスパック(104×104×170cm)
- 冷蔵庫(2ドア)
- 全自動洗濯機(4キログラム)
- 電子レンジ
- ダンボール箱 約10箱
- 衣装ケース 3個
- 布団袋 1袋
- スーツケース
これ以上の荷物量となった場合は単身用基本コースになります。だからこそ、引越し料金を確実に安くできる方法は荷物の量を減らすことなのです。
荷物が少ない人にはアリさんマークの引越社のミニ引越しプランもお勧めです。こちらは専用BOXを使わずに、ダンボールの数だけで値段を決めるプランです。
コンテナボックスを使った料金
単身パックS | 15,000円~ |
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単身パックL | 16,000円~ |
単身引越サービス(miniタイプ) | 12,000円~ |
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単身引越サービス | 11,000円~ |
単身パックは値引き交渉しにくい
単身パックに限ったことではありませんが、引越しパックは値引き交渉しにくいという特徴があります。
コンテナボックスを利用する以上、「料金は移動距離によって決まる」という宅配便と同様の料金体系だからです。
- パックの量よりも遥かに荷物が少ない
- 大きな家電製品や荷物がある
こんな場合、単身者パックよりも単身者用の基本コースの方が安くなる場合だってあります。
単身パックにこだわらず見積もりを取ってみよう
「独身だから単身パック・・・」という前提で業者を探し始めると「どこの単身パックが一番安いのだろう?」と考えてしまいがちです。でも、パックはあくまでも特殊なケースに限定した商品です。
単身パックを利用してコンテナボックス1つに収まりきらない場合、ボックスを2つするよりも軽トラで引越した方が安くなることが多いです。軽トラに荷物が入りきらないなら、2tトラックに変更した方が良いでしょう。
お得に引越すためにも、見積もり段階でパックと通常コースを比べてみることをお勧めします。