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引越し先が決まったら、なるべく早く済ませたい手続きのひとつが、インターネット回線です。光回線は、引越し先で開通工事が必要になることが多く、引越し後に手続きを始めると、しばらくネットが使えないことがあります。
この記事では、引越しに伴うインターネットの手続きを、継続(移転)・乗り換え・新規契約の3パターンに分けて、流れと注意点をまとめました。
- 手続きは、引越しの1〜2か月前から始めるのがおすすめ。2〜4月前後の繁忙期は、特に早めに
- まず、今の契約が「回線事業者とプロバイダが別」か「セット」かを確認する
- 引越し先が、NTT東日本と西日本で変わる場合は、移転ではなく解約+新規になることが多い
- 工事が間に合わないときは、工事不要のホームルーターなどで、つなぐ方法もある
インターネットの手続きは、いつから始める?
回線の工事が必要なケースでは、申し込みから開通までに、早くても2週間、混み合う時期は1か月以上かかることがあります。
| 状況 | 始める目安 |
|---|---|
| 工事が必要(戸建て、設備のない集合住宅など) | 引越しの1〜2か月前 |
| 繁忙期(2〜4月前後)の引越し | 2か月前を目安に、早めに予約する |
| 工事が不要、または無派遣工事で済みそう | 2週間〜1か月前 |
| 解約だけ(海外移住、同居など) | 解約したい日の2週間前までを目安に、契約先へ確認 |
※上記は目安です。契約先や地域、時期によって異なります。
特に2〜3月の引越しシーズンは工事が混み合い、希望の日程が取りにくくなります。引越し先の住所が決まったら、すぐに動きましょう。
まず、今の契約を確認しよう
インターネットは、「回線事業者」と「プロバイダ」という2つの契約で成り立っています。
- 回線事業者:光ファイバーなどの回線を提供する会社(NTT東日本・西日本、ケーブルテレビ会社など)
- プロバイダ:インターネットに接続するサービスを提供する会社
この2つが別々の契約か、セットになっているかで、連絡する先が変わります。契約書や、契約先のマイページで確認しておきましょう。
3つのパターン:継続・乗り換え・新規
| パターン | 手続き | 向いている人 |
|---|---|---|
| 継続(移転) | 今の契約先に、引越しを伝えて、移転を申し込む。引越し先で開通工事が必要になることが多い | 今の契約に不満がない人、契約期間が残っている人 |
| 乗り換え | 新しい契約先へ申し込み、今の契約は解約する。旧居の撤去・機器の返却が必要 | 料金や速度を見直したい人。引越し先で今の契約が使えない人 |
| 新規契約 | 引越し先で、初めてネットを契約する。工事の予約も必要 | これまでネット契約がなかった人 |
継続(移転)する場合
引越し先の住所、契約者名、現在の電話番号などを伝えて、旧居の最終利用日と、新居の開通工事日を決めます。戸建てか集合住宅か、移転先で使うプランも聞かれます。
移転できるかどうかは、引越し先が契約先の提供エリア内かによります。事前に確認しましょう。
乗り換える場合
新規契約の申し込みと、現在の契約の解約の、両方が必要です。新居でネットが使えない期間をなくすために、新規の申し込みと解約を同時に進めるのがポイントです。
解約には、事業者によって「解約希望日の10日前〜2週間前まで」の連絡が必要なことがあります。また、レンタルしている機器(ONUなど)は、返却が必要です。
引越し先の建物別の注意点
戸建てに引越す場合
戸建ては、継続でも新規でも、引込工事が必要になることが多いです。工事の予約は、早めに入れましょう。
マンション・アパートに引越す場合
建物に光回線が導入されていれば、工事が簡単に済むことがあります。ただし、導入済みでも、部屋の設備によっては工事が必要なことがあります。
注意したいのが、「今のプロバイダを使えるか」です。物件によっては、使えるプロバイダが決まっていることがあります。事前に、管理会社や大家さんに確認しておきましょう。工事で壁に穴を開ける場合は、許可が必要なこともあります。
光コンセントがあるか、内見のときに見ておく
引越し先の部屋に、前の住人が使っていた光回線の配線が残っていると、工事が不要になったり、日程が短くなったりすることがあります。電源コンセントの近くに、光コンセントがあるか、確認しておくとよいでしょう。
手続きの流れ(5ステップ)
- 今の契約を確認する。回線事業者・プロバイダ・契約期間・レンタル機器を確認する
- 引越し先の設備を確認する。管理会社や大家さんに、回線の導入状況と、使えるプロバイダを聞く
- 申し込む。継続なら移転、乗り換えなら新規+解約。工事日を予約する
- 旧居の撤去・解約の手続きをする。レンタル機器の返却期日を確認する
- 新居で開通工事に立ち会い、設定する。ルーターをつなぎ、接続を確認する
工事の立ち会いについて
引越し先で光回線の工事をする場合、契約者などの立ち会いが必要になることがあります。所要時間は、30分から2時間ほどが目安です。一方、すでに光回線が設置されている住居では、無派遣工事となり、立ち会いが不要なこともあります。
NTT東日本と西日本をまたぐ場合
特に注意したいのが、NTT東日本とNTT西日本は別の会社だということです。旧居と新居で、対応する地域が違う場合は、移転ではなく、一度解約して、新規で申し込む流れになることが多いです。ただし、契約先によって扱いが違うことがあるため、必ず契約先に確認してください。
NTT東日本のエリアは、次の地域です。
北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野
これ以外の地域は、NTT西日本のエリアです。
プロバイダを変更する場合に注意すること
プロバイダを変更するには、新しい業者への申し込みと、現在の業者の解約手続きが、どちらも必要です。旧プロバイダからレンタルしているものは、すべて返却します。
プロバイダのメールアドレスを使っている場合は、解約するとそのアドレスが使えなくなることがあります。新しいアドレスを、取引先や友人に連絡するのを忘れないようにしましょう。
工事が間に合わないときの対処法
引越し当日にネットが使えないと、仕事や生活に影響が出ます。間に合わないと分かったら、次の方法を検討しましょう。
- ホームルーターを使う。コンセントに挿すだけで使える、工事不要のタイプ。提供エリアや、通信量の制限、契約期間を確認する
- モバイルWi-Fi・スマホのテザリングを使う。短期間のつなぎとして使える
- 前の住人の配線が残っているか確認する。光コンセントがあれば、工事が早く済むことがある
いずれも、ネットが使えない期間を完全になくすことは難しいため、引越し後1週間ほどは、使えない可能性があると想定して準備しておくと安心です。
手続きで確認することリスト
- □ 今の契約は、回線事業者とプロバイダが別か、セットか
- □ 契約期間(更新月)と、解約時の費用
- □ 旧居で、いつまでインターネットを使えるか
- □ レンタル機器の返却期日と、返却方法
- □ 引越し先は、契約先の提供エリア内か(NTT東西をまたぐか)
- □ 新居で、いつからインターネットを使えるか
- □ 新居で、回線工事は必要か。必要なら、立ち会いは必要か
- □ 管理会社・大家さんへの確認(使えるプロバイダ、工事の許可)
- □ プロバイダのメールアドレスを使っている場合は、新しい連絡先の周知
引越し業者の見積もりも、早めに
インターネットの手続きと同じく、引越し業者の予約も、早めに動くほど選択肢が増えます。引越し日が決まったら、複数の業者の料金を比べておきましょう。
電話が不安な方は、連絡先を入力せずに引越し侍で料金を調べる方法もあります。
よくある質問
Q. 引越し後に、インターネットの手続きを始めても間に合いますか?
引越し後に始めると、工事の予約待ちで、ネットが使えない期間が長くなることがあります。特に繁忙期は、希望日に工事が取れないことが多いため、引越しが決まった時点で動くのがおすすめです。
Q. マンションなら、工事は必要ありませんか?
建物に回線が導入されていても、部屋の設備によっては工事が必要なことがあります。管理会社や契約先に、事前に確認しましょう。
Q. 引越し当日から、ネットを使えますか?
工事日を引越し当日に合わせて予約できれば、可能です。ただし、工事が混み合う時期は、希望日が取れないこともあります。1か月以上前に申し込み、工事日を確定させておくと安心です。
Q. 工事の立ち会いは、必ず必要ですか?
引込工事や、新しいコンセントの設置が必要な場合は、立ち会いが必要になります。すでに光回線が設置されている住居では、無派遣工事で済み、立ち会いが不要なこともあります。
Q. 旧居の回線は、いつ解約すればいいですか?
旧居の最終利用日と、新居の開通日をなるべく合わせるように、契約先と調整します。解約の連絡には、期限があることが多いため、早めに確認しましょう。
