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引越しは、時期や日程、見積もりの取り方しだいで、料金が大きく変わります。同じ荷物でも、時期が違うだけで、料金が約2倍になることがあります。
この記事では、引越しを安くする12の方法を、効果の大きい順に紹介します。すべてを実践する必要はありません。効果の大きいものから、できる範囲で取り入れてみてください。
- 最も効果が大きいのは、時期を選ぶこと。3月と10月では、料金が約2倍違う
- 次に効果が大きいのは、複数の業者の見積もりを比べること
- 荷物を減らすと、トラックが小さくなり、料金が下がりやすい
- 安さだけで選ぶと、追加料金などの失敗につながることがある
※「効果」の大きさは、当サイトの見立てです。引越しの条件によって異なります。
引越し料金は、何で決まる?
引越し料金は、主に次の3つで決まります。
- 荷物の量:荷物が多いほど、大きなトラックと多くの作業員が必要になる
- 移動距離:遠いほど、運ぶ費用が増える
- 時期・曜日・時間帯:需要が高い時期や、土日祝日の午前は高くなりやすい
安くするには、この3つのうち、自分で変えられる部分を見直します。くわしい仕組みは、わかりにくい引越し料金のしくみを解説しますをご覧ください。
時期で、どれくらい料金が変わる?
引越し侍のデータでは、月ごとの平均料金は次のとおりです。
| 月 | 単身 | 家族 |
|---|---|---|
| 1月 | 66,497円 | 117,823円 |
| 2月 | 68,270円 | 124,009円 |
| 3月 | 142,189円 | 243,804円 |
| 4月 | 106,667円 | 169,955円 |
| 5月 | 69,480円 | 123,139円 |
| 6月 | 73,726円 | 122,960円 |
| 7月 | 70,709円 | 118,130円 |
| 8月 | 69,932円 | 123,467円 |
| 9月 | 70,523円 | 127,799円 |
| 10月 | 66,037円 | 106,873円 |
| 11月 | 68,272円 | 113,917円 |
| 12月 | 69,879円 | 119,482円 |
出典:引越し侍「引っ越し費用が安い時期」(2026年)。月別相場ページなどとは集計条件が異なるため、数字は一致しません。実際の金額は、荷物の量、距離、日時、業者によって変わります。
3月は、単身も家族も、年間で突出して高くなっています。一方、10月は最も安い水準です。3月と10月では、単身で約2.2倍、家族で約2.3倍の差があります。
引越しを安くする12の方法(効果の大きい順)
1. 繁忙期(2〜4月)を避ける【効果:大】
最も効果が大きいのが、時期を選ぶことです。3月・4月、とくに3月は、料金が大きく上がります。日程を選べるなら、3月・4月を避けるだけで、大幅に安くなります。
安い時期の目安は、10月〜2月です。月ごとの詳細は、次の記事をご覧ください。
2. 複数の業者の見積もりを比べる【効果:大】
同じ条件でも、業者によって料金は変わります。1社だけで決めずに、複数社を比べましょう。SUUMO引越しの調査では、見積もりを依頼した会社数は「2〜5社」が78.8%で、「1社のみ」は11.8%でした。
複数社に見積もりを取るなら、一括見積もりサイトが便利です。ただし、業者から連絡が多く来ることがあります。見積もりを取るときの注意点は、複数の業者から見積もりを取る時に注意することで解説しています。
電話が不安な方は、連絡先を入力せずに料金を調べる方法もあります。
見積もりの取り方の全体像は、引越し見積もりの取り方ガイドをご覧ください。
3. 不用品を処分して、荷物を減らす【効果:大】
荷物が減ると、トラックが小さくなったり、作業員の人数が減ったりして、料金が下がりやすくなります。引越し会社の費用は、主に人件費とトラック代だからです。とくに大型の家具・家電は、トラックの大きさを左右します。新居で使わないものは、引越し前に処分しましょう。
家具や洋服などは、リサイクルショップやフリマアプリで売って、現金に変える方法もあります。ただし、まだ使えるものを、引越し費用のためだけに処分するのはおすすめできません。新居で使う予定のないものや、使用頻度が低いものを中心に検討してください。
くわしくは引越し料金を確実に安くできる方法は荷物の量を減らすことをご覧ください。
粗大ごみは、自治体の回収を使うと、民間業者より費用を抑えやすい傾向があります。ただし、回収日まで数日から1週間、混む時期は数週間かかることもあるため、早めに予約しましょう。
4. 平日・フリー便・午後便を選ぶ【効果:中】
土日祝日は依頼が集中しやすく、平日のほうが費用を抑えやすい傾向があります。また、作業の開始時間を業者に任せる「フリー便」は、人気の高い午前便より安くなることが多いプランです。
フリー便は、開始時間が前日まで分からず、状況によっては夕方からの作業になることもあります。当日の予定に余裕がある人に向いています。くわしくは平日と週末で引越し料金は差が出るの?、午前と午後で引越し料金はどのくらい違うのでしょう?をご覧ください。
5. 見積もりのときに、値引き交渉する【効果:中】
SUUMO引越しの調査では、約20%の人が、訪問見積もりで値引き交渉をしたと回答しています。他社の見積もり金額を伝えて、「もう少し安くなりませんか」と相談してみましょう。
ただし、3月などの繁忙期は、値引きに応じてもらいにくくなります。くわしくは引越しの見積もりをした時に値切り交渉してもいいの?をご覧ください。
6. 単身なら、単身パック・単身プランを使う【効果:中】
荷物が少ない単身の引越しは、専用のコンテナで運ぶ「単身パック」や、単身者向けの「単身プラン」を使うと、料金を抑えやすくなります。ただし、荷物が規定の量を超えたり、地域や時期によって料金が変わったりすることがあります。通常のコースのほうが安くなるケースもあるため、見積もりで比べましょう。
くわしくは引越し単身パックはどのくらいの荷物を積める?をご覧ください。
7. 混載便・帰り便を使う【効果:中】
- 混載便:同じ方向へ引越す複数の人の荷物を、1台のトラックにまとめて運ぶ。タクシーの相乗りのようなサービスで、費用を抑えやすい
- 帰り便:荷物を運んだあと、空のトラックで戻る便を利用する。日程に制約があるため、予定が合うか確認が必要
どちらも日程に余裕がある人に向いています。見積もりの際に、利用できるか聞いてみましょう。
8. 自分で荷造りをして、資材も用意する【効果:中】
荷造りまで業者に頼むと、その分料金が上がります。荷物の搬出と運搬、搬入までを頼む、基本のプランにすると、費用を抑えられます。
ダンボールは、業者が一定の枚数まで無料で用意してくれることが多いです。足りない分は、自分で調達すると節約になります。スーパーやドラッグストアで、使用済みのダンボールをもらえることもありますが、お店に確認してから、迷惑にならない範囲でお願いしましょう。くわしくは引越しに必要な梱包資材(ダンボールや新聞紙)は自分で集められるをご覧ください。
9. オプションサービスを絞る【効果:小〜中】
荷解きや家具の組み立て、エアコンの取り付け・取り外しなどのオプションは、便利な反面、費用が増えます。必要なものだけに絞りましょう。エアコンについては、引越し時にエアコンの取付け・取外しはどうすればよいでしょうか?で解説しています。
10. 大型の家具・家電だけ業者に頼み、小物は宅配便で送る【効果:小〜中】
冷蔵庫や洗濯機、ベッドなどの大型品だけを業者に頼み、小物は宅配便で送る方法です。安く済むことがありますが、宅配便は荷物1個ごとに料金がかかるため、荷物が多いと、業者に全部頼むより高くなることもあります。概算を比べてから決めましょう。
11. 近距離なら、自分で運ぶ【効果:条件しだい】
近距離で荷物が少なければ、軽トラックなどを借りて、自分で運ぶ方法もあります。引越し侍のアンケートでは、同じ市内や県内など近距離の引越しをした人が選んだ節約方法は、「自分で荷物を運ぶ」が37%で最も多く、次いで「不用品処分で荷物を減らす」が21%、「相見積もりで安い業者を選ぶ」が14%でした。
ただし、運転できる車の種類の確認、レンタカー代、梱包資材、友人への謝礼など、費用がかかります。トラブルや破損のリスクも自分で負うため、結果的に高くつくこともある点に注意してください。
12. 早割・キャンペーンを確認する【効果:小】
業者によっては、早めの契約で安くなる「早割」や、インターネット申し込みの割引などを用意しています。ただし、早割の割引額は大きくないことが多いため、早割だけを理由に1社目で決めるのは避けましょう。くわしくは引越しの見積もりはいつから取る?早割に頼らず安くするタイミングをご覧ください。
おすすめの進め方(3ステップ)
- 一括見積もりで、相場と各社の料金を確認する。引越し日時、現住所、引越し先、荷物の量を入力すると、複数の業者の料金が分かる
- 候補を2〜3社に絞り、訪問見積もりを受ける。料金だけでなく、対応や見積もりの内訳も確認する
- 他社の金額を伝えて、値引き交渉する。繁忙期は応じてもらいにくいため、日程の相談もあわせて行う
複数の業者を、1社ずつ調べて見積もりを依頼するのは手間がかかります。一括見積もりを使えば、最初のステップを短時間で済ませられます。
世帯別:おすすめの組み合わせ
| 世帯 | 優先したい方法 |
|---|---|
| 単身(一人暮らし) | 時期を選ぶ → 荷物を減らす → 単身パックやフリー便を比べる → 一括見積もり |
| 2人暮らし | 平日・フリー便を選ぶ → 複数社の見積もり → 値引き交渉 |
| 家族 | 3月を避ける → 複数社の見積もり → 荷物を減らす → 荷造りを自分でする |
※当サイトの見立てです。条件によって、効果の出る方法は変わります。
安さだけで選ぶときの注意点
料金だけを見て業者を決めると、あとで困ることがあります。
- 極端に安い見積もりに注意する。追加料金が発生する条件を確認する(引越し当日に追加料金が発生するケースは?)
- 見積もりの内訳を確認する。どこまでが料金に含まれているか、書面で確認する
- 荷物は正確に伝える。少なく伝えると、当日に料金が上がることがある
- 仕組みを知る。激安をうたう業者の仕組みは、なぜ100円で引越しできるの?で解説しています
よくある質問
Q. 引越しが一番安い時期はいつですか?
引越し侍のデータでは、単身も家族も、10月が年間で最も低い水準です。10月〜2月が安い時期の目安で、反対に3月は最も高くなります。
Q. 見積もりは、何社に取ればいいですか?
SUUMO引越しの調査では、「2〜5社」に依頼した人が約8割でした。複数社を比べることが大切です。
Q. 値引き交渉は、どう切り出せばいいですか?
他社の見積もり金額を伝えて、「この金額に近づけませんか」と相談するのが基本です。繁忙期は、応じてもらいにくいことがあります。
Q. 自分で運ぶのは、安くなりますか?
近距離で荷物が少なければ、安くなることがあります。ただし、レンタカー代や謝礼、破損のリスクなどを含めると、業者に頼むほうが安いこともあります。
Q. 見積もりは、いつから取ればいいですか?
通常期は引越しの2〜3週間前、繁忙期はできるだけ早めが目安です。くわしくは引越しの見積もりはいつから取る?をご覧ください。
まとめ
- 最も効果が大きいのは、時期を選ぶこと。3月と10月では、料金が約2倍違う
- 次に効果が大きいのは、複数社の見積もりを比べること。荷物を減らすことも有効
- 平日・フリー便・単身パックなどは、条件に合えば効果的
- 安さだけで選ばず、追加料金や内訳も確認する
