2月は、引越しのシーズンが本格化する直前の、「繁忙期の入り口」にあたる時期です。冬の閑散期のような安さではありませんが、3月・4月と比べると、料金は大きく抑えられます。
ただし、2月の中でも、下旬は3月に向けた駆け込みで高くなりやすいのが特徴です。この記事では、2月の相場と、日程の選び方、3月・4月に引越す人が2月に動くべき理由をまとめました。
- 2月は「繁忙期の入り口」。1月よりやや高く、3月の約半分
- 2月の中では、上旬が安く、下旬が高くなる傾向(とくに単身)
- 2027年2月は、2月11日(木)が建国記念の日、2月23日(火)が天皇誕生日
- 3月・4月に引越す人は、2月が見積もりと予約のタイミング
2月の引越し料金の相場
引越し侍に寄せられた、2月の引越しの見積もり事例をもとにした相場です。距離を問わない、世帯別の全平均を、上旬・中旬・下旬に分けて示します。
| 世帯 | 上旬 | 中旬 | 下旬 |
|---|---|---|---|
| 単身(荷物少なめ) | 30,000円 | 37,040円 | 45,360円 |
| 単身(荷物多め) | 40,000円 | 44,050円 | 54,000円 |
| 2人家族 | 70,000円 | 75,000円 | 77,500円 |
| 3人家族 | 80,000円 | 77,000円 | 87,280円 |
| 4人家族 | 80,900円 | 86,000円 | 93,000円 |
出典:引越し侍「2月の引っ越し費用の相場」(2026年10月時点)。距離を問わない全平均です。サイトによって集計方法や期間が違うため、掲載されている相場の数字は異なります。実際の金額は、荷物の量、距離、日時、業者によって変わります。
同じ市内程度(15km未満)の場合
| 世帯 | 上旬 | 中旬 | 下旬 |
|---|---|---|---|
| 単身(荷物少なめ) | 27,000円 | 27,740円 | 35,000円 |
| 単身(荷物多め) | 31,860円 | 32,700円 | 40,000円 |
| 2人家族 | 64,400円 | 65,000円 | 70,000円 |
| 3人家族 | 70,200円 | 70,000円 | 83,500円 |
| 4人家族 | 74,000円 | 80,000円 | 89,000円 |
出典:引越し侍「2月の引っ越し費用の相場」。
どちらの表でも、下旬は上旬より高い傾向が出ています。とくに単身は、上旬と下旬で、料金に大きな差があります。
3月・4月の繁忙期の相場は、3月、4月の記事で紹介しています。
2月の中で、料金が変わる時期はいつ?
引越し侍のデータでは、単身は上旬が安く、下旬が高いという傾向が、距離を問わない平均でも、50km未満の平均でも一致していました。2人以上の家族も、全平均では、下旬が最も高くなっています。
2月の下旬は、3月の繁忙期に向けた駆け込みが始まる時期とされています。とくに、学齢期の子どもがいる家庭は、学校のスケジュールに合わせて、2月下旬〜3月に引越しが集中しやすいと説明されています。
日程を選べるなら、上旬〜中旬を中心に探すのがおすすめです。2人以上の家族の細かい傾向は、集計の見方によって変わるため、複数社の見積もりで確認しましょう。
2027年2月の日程早見表
2027年のカレンダーに当てはめた目安です。
| 日程 | 傾向 |
|---|---|
| 2月1日(月)〜5日(金) | 上旬の平日。単身は、上旬が安い傾向 |
| 2月6日・7日(土日) | 週末。平日より高くなりやすい |
| 2月8日(月)〜10日(水)、12日(金) | 上旬〜中旬の平日。比較的料金を抑えやすい |
| 2月11日(木) | 建国記念の日。祝日で、混みやすい。12日(金)に休みを取って、13日・14日とつなげる人もいるため、前後の日程も注意 |
| 2月13日・14日・20日・21日(土日) | 週末。午後便・フリー便も検討 |
| 2月15日(月)〜19日(金) | 中旬の平日。上旬よりやや高くなる傾向 |
| 2月22日(月)、24日(水)〜26日(金) | 下旬の平日。3月に向けて、料金が上がりやすい |
| 2月23日(火) | 天皇誕生日。祝日で、混みやすい |
| 2月27日・28日(土日) | 月末の週末。3月の繁忙期に近づき、最も混みやすい |
※あくまで一般的な傾向です。実際の空き状況や料金は、業者によって異なります。祝日の曜日は年によって変わるため、来年以降は日付を更新する必要があります。
平日と週末の料金の違いは、平日と週末で引越し料金は差が出るの?で解説しています。
1月・3月・4月と比べると
引越し侍の時期別データでは、2月の料金は次のとおりです。
| 月 | 単身 | 家族 |
|---|---|---|
| 1月 | 66,497円 | 117,823円 |
| 2月 | 68,270円 | 124,009円 |
| 3月 | 142,189円 | 243,804円 |
| 4月 | 106,667円 | 169,955円 |
出典:引越し侍「引っ越し費用が安い時期」(2026年)。上の相場表とは集計条件が異なるため、数字は一致しません。
2月は、1月とほぼ同じ水準です。ただし、3月は2月の約2倍に急上昇します。つまり、料金の面では、2月のうちに引越しを済ませられれば、大きく得をする可能性があります。
1月の詳細は1月の引越し料金は安い?をご覧ください。
2月に引越すメリットと注意点
メリット
- 3月・4月と比べて、料金を抑えやすい。3月の約半分
- 予約が取りやすい。とくに上旬〜中旬の平日は、日程に余裕がある
- 繁忙期の前に、新居に移れる。3月の混雑を避けられる
注意点
- 下旬は、3月に向けて料金が上がる。日程を選べるなら、中旬までに
- 祝日の前後は混みやすい。2月11日(建国記念の日)、2月23日(天皇誕生日)の前後を避ける
- 寒さや、積雪・路面凍結に注意。雪の多い地域では、日程に余裕をもたせる
- 日没が早い。夕方以降の作業は、暗くなるのが早い
- 不動産の動きも活発になる。引越し先の手続きや、ネット回線の工事も、混みやすくなる(引っ越しのインターネット手続き)
3月・4月に引越す人は、2月が「動きどき」
引越しを3月・4月に予定している人にとって、2月は大切な準備期間です。
- 見積もりを取り、日程を確保する。3月・4月は予約が埋まりやすく、遅れると希望の日程が取れないことがある
- 荷物を減らす。不用品を処分しておけば、見積もりが下がりやすい(引越しを安くする方法12選)
- 日程の幅を広げる。平日やフリー便も選べると、繁忙期でも料金を抑えやすい
繁忙期の動き方は、3月に引越す場合の料金の抑え方、4月引越しの料金を抑える方法をご覧ください。
見積もりは、2〜3週間前までに。下旬は早めに
閑散期でも、直前の予約は避けましょう。目安は、引越し予定日の2〜3週間前までに見積もりを取ることです。2月下旬に引越す場合は、予約が埋まりやすいため、1か月以上前から動くと安心です。
見積もりを取る時期については、引越しの見積もりはいつから取る?早割に頼らず安くするタイミングもあわせてご覧ください。見積もり全体の流れは、引越し見積もりの取り方ガイドにまとめています。
電話が不安なら、連絡先を入力せずに料金を調べる方法も
一括見積もりは便利ですが、「申し込むと電話がたくさん来るのでは」と心配な方もいると思います。引越し侍の予約サービスなら、連絡先を入力する前に、各社の料金を比べられます。
くわしくは連絡先を入力せずに引越し侍で料金を調べる方法で解説しています。
2月の引越しのよくある質問
Q. 2月は、閑散期ですか?
引越し侍の相場ページでは、2月〜4月が繁忙期とされています。ただし、2月の料金は、3月・4月ほど高くなりません。「繁忙期の入り口」と考えるのが実態に近いです。
Q. 2月のいつごろが安いですか?
引越し侍のデータでは、単身は上旬が安く、下旬が高い傾向です。2人以上の家族も、全平均では、下旬が高くなっています。上旬〜中旬に動くのがおすすめです。
Q. 2月下旬に引越しても、大丈夫ですか?
引越しはできますが、3月に向けて、料金が上がり、予約も埋まりやすくなります。希望の日程がある場合は、1か月以上前から見積もりを取りましょう。
Q. 祝日(建国記念の日、天皇誕生日)は、避けたほうがいいですか?
できれば避けるのがおすすめです。2027年は、2月11日(木)と、2月23日(火)が祝日です。祝日の前後は、休みを取って引越しをする人が増え、混みやすくなります。
Q. 3月に引越す予定です。2月に何をすればいいですか?
2月のうちに、複数の業者の見積もりを取り、日程を確保しましょう。荷物を減らしておくと、料金も下がりやすくなります。
Q. 雪の多い地域では、何に気をつければいいですか?
雪や路面の凍結で、日程が変わる可能性があります。延期やキャンセルのルールは業者によって違うため、見積もりや契約のときに確認しておきましょう。
ほかの月の引越し料金もチェック
まとめ
- 2月は「繁忙期の入り口」。3月の約半分で、1月よりやや高い
- 2月の中では、上旬が安く、下旬が高くなる傾向。とくに単身で差が大きい
- 2027年は、2月11日・23日の祝日の前後に注意
- 3月・4月に引越す人は、2月のうちに見積もりを取り、日程を確保する
