愛犬を飼いはじめた時には役所へ行って登録手続きをしたと思いますが、登録手続きは引越し先でも行わなければいけません。
このページでは、愛犬の登録住所の変更手続きや、愛犬と一緒に引越す際の注意点について解説します。
愛犬の登録住所の変更手続き
引越しが決まったら管轄の役場か保健所へ行きましょう。引越し後は、旧住所の役場で交付された鑑札を持って新住所の役場へ行き、登録住所の変更手続きをおこないます。
新住所地で変更届を申請する際、すでに年に一度の狂犬病予防注射を済ませている場合は、注射済票の申請を行います。
登録の変更手数料は地域によって異なります。この届出を怠ると、狂犬病予防法第27条により罰される場合がありますから、引越し後すみやかにおこないましょう。
猫の登録手続きは?
犬は登録変更が必要ですが、猫は引越しに伴う手続きはありません。
引越し当日の居場所は?
引越し当日は、引越し業者のスタッフや大家さんなどが出入りしたり、荷物の移動で大きな音がします。自宅に置いておくと大変なストレスがかかってしまいます。
引越しの邪魔にならないように配慮するのは大事ですが、できるだけ愛犬の視界に飼い主が入るように居場所を確保しておきましょう。
愛犬が慣れている知人に預かってもらうか、ペットホテルに預けておいて、出発時に迎えに行くという手もあります。
愛犬の移動手段は?
引越しのストレスはかなり高いです。移動距離や愛犬の性格を考えて、できる限り負担にならない方法でを選んでください。
普段から自家用車で出かけているのであれば、いつも使っているケージで飼い主と一緒に新居まで移動するのが一番良い方法です。
ペット用プランを用意している引越し業者もありますが、できる限り自家用車を推奨します。
飛行機での移動
ANAでは「ペットらくのりサービス」、JALは「ペットとおでかけサービス」があります。
出発直前までカウンターで預かり、貨物室に乗せられて移動します。貨物室の温度は外気温などの影響を受けることがありますので、「絶対に飛行機には乗せない」という飼い主さんが多いのが現状です。
飛行機に乗る前には『運送中に発生したペットの死傷について航空会社が一切の責任を問わない』という同意書にサインする必要があります。
飛行機での移動は犬にとって過酷ですから、精一杯可愛がってあげてください。
ペット専門の輸送業者(超重要です)
自分で運ぶのが難しい場合は、ペット専門の引越し会社を利用することになります。
社員全員が動物取扱主任者の資格をもっている業者や、愛犬のトイレや食餌などに配慮してくれる業者などがあります。引越し業者に依頼する際には、どのような配慮をするのかしっかりと確認しておきましょう。
引越し業者でペットの郵送を引き受けてくれるところは多くありません。大手ではヤマトホームコンビニエンスが行っていますが、それも専門会社との提携サービスです。
自分で運べない場合は、ペット輸送や動物園の生態輸送などを行っている専門業者をお勧めします。
- ワンニャンキャブ
→病院や旅行先にも輸送可 - ワンダフル
→22年間無事故の実績、動物園の生体輸送も行う - 湘南ペットハイヤー
→ケージやリードで拘束しない、サービスエリア等で散歩、水やり状態などを監視 - エイチケイ ペットタクシー
→全社員動物取扱主任者、病院や旅行先にも輸送可