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引越し見積もりの断り方|電話・メール・LINEの例文と、しつこい営業への対処法

複数の引越し業者に見積もりを取れば、断る連絡は必ず出てきます。「せっかく来てもらったのに、断りにくい」「何と言えばいいか分からない」と、連絡を先延ばしにしてしまう方も多いと思います。

引越し業者にとって、断られるのは日常的なことです。この記事では、状況別の断り方と、そのまま使える例文をまとめました。

この記事のポイント

  • 見積書は契約書ではない。契約前なら、断って問題ない
  • 基本の形は、お礼 → 今回は見送る → 理由は簡潔に
  • 申込書の提出や日程の確定後は、「断り」ではなく「キャンセル」。手数料に注意
  • 連絡がしつこいときは、はっきり断ったうえで、着信拒否も使える

まず確認:今、どの段階?

断り方は、今どの段階にいるかで変わります。

段階 扱い ポイント
一括見積もりで、概算を受け取った 見積もりの辞退 連絡先を渡した業者から、連絡が続くことがある。断りを伝えると安心
訪問見積もりの日程を予約した 訪問のキャンセル 業者は時間を確保している。早めに連絡する
訪問見積もりを受けた後 見積もりの辞退 見積書は契約書ではない。比較して決めたと伝える
申込書を出した、作業日が確定している 契約のキャンセル キャンセル料が発生することがある。キャンセル料の目安を確認

断り方の基本:3つのポイント

  1. 見積もりへのお礼を伝える。来てもらったこと、金額を出してもらったことに、お礼を言う
  2. 今回は申し込みに進まないことを、はっきり伝える。「保留」にすると、営業の連絡が続くことがある
  3. 詳しい理由は、言わなくていい。「他社に決めた」「条件が合わなかった」で十分。深く聞かれても、答えすぎない

電話で断るときのコツ

  • 業者の営業時間内にかける
  • 用件は最初に伝える。前置きが長いと、話が長引く
  • 名前、見積もりの日にち、電話番号を伝えると、相手が特定しやすい

理由は、簡潔にするほうがよい

金額を理由にすると、「それなら、この金額にします」と、再交渉されることがあります。再交渉を避けたいときは、「他社に決めました」「条件が合いませんでした」と、短く伝えるほうがスムーズです。

断りの例文集

そのまま使える例文です。見積もりの日にちや、名前を入れて使ってください。

① 他社に決めたとき(電話)

お世話になっております。○月○日にお見積もりをいただいた、△△です。ご対応いただき、ありがとうございました。検討した結果、今回は他社にお願いすることにしました。申し訳ありません。

② 他社に決めたとき(メール)

件名:お見積もりの件(辞退のご連絡)

○○引越センター □□様

お世話になっております。○月○日にお見積もりをいただいた、△△です。

先日は丁寧にご対応いただき、ありがとうございました。検討の結果、今回は他社にお願いすることにいたしました。ご期待に沿えず、申し訳ございません。

△△ (電話番号:000-0000-0000)

③ 条件が合わなかったとき

お見積もりをありがとうございました。検討しましたが、今回は条件が合わず、お申し込みは見送らせていただきます。

④ 引越しが延期・なくなったとき

お見積もりをいただいたのですが、事情があり、引越しの時期が未定になりました。今回は、お申し込みに進まない形でお願いします。

「保留」と伝えるだけにすると、営業の連絡が続くことがあります。申し込まないことを、はっきり伝えておくと安心です。

⑤ 訪問見積もりの予約をキャンセルするとき

件名:○月○日の訪問見積もりについて

○○引越センター □□様

お世話になっております。○月○日○時に、訪問見積もりをお約束している△△です。

お時間を確保していただいているところ、申し訳ございませんが、他社に決まったため、訪問見積もりをキャンセルさせてください。

△△ (電話番号:000-0000-0000)

⑥ LINEやSMSで断るとき

お世話になっております。先日はお見積もりをありがとうございました。検討した結果、別の業者にお願いすることになりましたので、ご連絡いたします。丁寧にご対応いただき、ありがとうございました。

⑦ 営業の連絡を止めたいとき(一文を足す)

(上の例文のあとに)今後のご連絡は、ご遠慮いただけますと幸いです。

訪問見積もりの場で、断る・即決を避ける

訪問見積もりの場で、「今決めていただければ、安くします」と言われることがあります。次のように返しましょう。

  • 「相見積もりの最中ですので、この場では決められません」
  • 「あとで、ほかの業者も来る予定です。比較してから決めます」
  • 「後日お返事した場合の金額も、教えてください」

営業担当者がなかなか帰らないときは、「次の予定があるので、今日はここまででお願いします」と伝えると、ほとんどの場合、帰ってもらえます。

また、その場で、申込書や契約書にサインしないことも大切です。内容を確認する前に、署名をしてしまうと、キャンセルの扱いになるおそれがあります。

即決を迫られたときの交渉については、引越しの見積もりをした時に値切り交渉してもいいの?、複数の業者から見積もりを取る時に注意することは?もあわせてご覧ください。

一括見積もりのあと、電話やメールが多いとき

一括見積もりサイトに登録すると、複数の業者から連絡が来ます。断る方法は、次のとおりです。

  • 1社ずつ、電話かメールで断る。丁寧だが、数が多いと手間がかかる
  • メールで一斉に送る。忙しい人向け。「他社に決めました」と、簡潔に書く
  • それでも続く場合は、着信拒否・受信拒否を使う。

着信拒否・受信拒否の方法

  • iPhone:連絡先の詳細から、「この発信者を着信拒否」を選ぶ
  • Android:通話履歴から、着信拒否を設定する
  • メール:迷惑メールに設定して、フィルタリングする

まず、断りの意思をはっきり伝えたうえで、それでも連絡が続くときに使いましょう。

契約・予約が確定したあとのキャンセル

申込書を提出した、作業日が確定しているなど、契約が成立したあとは、見積もりの辞退ではなく、引越しのキャンセルになります。国土交通省の「標準引越運送約款」では、手数料の上限が次のように定められています。

連絡のタイミング 手数料の上限
引越し日の3日前まで かからない
2日前(前々日) 見積運賃等の20%以内
前日 見積運賃等の30%以内
当日 見積運賃等の50%以内

※業者が、荷物の受取日の3日前までに見積書の内容に変更がないか確認を行った場合に限ります。すでに着手したエアコンの取り外しなどのサービスは、見積書に記載したものに限り、別途請求されることがあります。約款に準拠しない業者もあるため、契約書で確認してください。

キャンセルの連絡の例文(電話)

○月○日に引越しをお願いしている、△△です。事情があり、キャンセルしたいのですが、手数料がかかるかどうかと、手続きの方法を教えてください。

電話では、契約者名、作業予定日、電話番号、見積書番号(分かる範囲で)を伝えると、スムーズです。連絡は、早ければ早いほど、手数料を抑えられます。

見積もりの全体像と、キャンセル料の考え方は、引越し見積もりの取り方ガイドでも解説しています。

しつこい営業・強引な勧誘への対処

  1. はっきり断る。「今回は申し込みません。今後のご連絡は不要です」と伝える
  2. 着信拒否・受信拒否を設定する。
  3. 一括見積もりサイト経由の場合は、サイトの窓口にも相談する。運営会社が、対応してくれることがある
  4. 困ったら、消費生活センターに相談する。消費者ホットライン「188」で、最寄りの窓口を案内してもらえる

過度な営業は、法的に問題となる場合もあります。我慢せず、適切に対応しましょう。

断るときの注意点

  • 連絡を放置しない。業者は、日程やトラックを確保していることがある。断りの連絡は、早めに
  • 「保留」にしすぎない。期限を決めて伝えるか、辞退をはっきり伝える
  • その場でサインしない。申込書の内容を確認してから
  • 感情的にならない。簡潔に、丁寧に伝えれば、十分
  • キャンセル規定を、契約前に確認する。見積書で、いつから手数料がかかるかを確認しておく

断る手間を、そもそも減らす方法

断る回数が多くなると、負担も大きくなります。次のような工夫で、減らせます。

  • 訪問見積もりは、2〜3社に絞る。概算で比べて、候補を絞ってから依頼する
  • 連絡先を渡す業者を、自分で選べるサービスを使う。引越し侍の予約サービスや、SUUMO引越しなど
  • 最初に、「相見積もり中」と伝えておく。即決を迫られにくくなる

連絡先を入力する前に、各社の料金を比べる方法は、引越し侍で連絡先を入力せずに見積料金を調べる方法で解説しています。電話番号の入力が任意のサービスは、SUUMO引越しの記事をご覧ください。

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よくある質問

Q. 断らずに、連絡しないままでも大丈夫ですか?

法的に問題があるわけではありませんが、営業の連絡が続くことがあります。業者も予定を調整しているため、簡単でも、断りの連絡をしておくと、お互いに安心です。

Q. 断る理由は、必ず言わないといけませんか?

いいえ。詳しい理由を言う必要はありません。「他社に決めた」「今回は見送る」だけで十分です。

Q. 訪問見積もりの当日に、キャンセルしてもいいですか?

契約前の訪問見積もりのキャンセルに、手数料はかかりません。ただし、業者は時間を確保しているため、分かった時点で、できるだけ早く連絡しましょう。

Q. 契約したあとで、ほかの業者のほうが安いと分かったら?

引越し日の3日前までなら、標準引越運送約款では手数料がかからない扱いです。ただし、約款に準拠しない業者もあるため、契約書でキャンセル規定を確認しましょう。

Q. LINEやメールで断っても、失礼になりませんか?

電話が苦手な人や、日中に連絡できない人は、メールやLINEで断っても問題ありません。ていねいな言葉づかいで、簡潔に伝えましょう。

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まとめ

  • 見積書は契約書ではない。契約前なら、断って問題ない
  • 断り方の基本は、お礼 → 今回は見送る → 理由は簡潔に
  • 申込書の提出や日程の確定後は、キャンセル料に注意する
  • しつこい連絡は、はっきり断ったうえで、着信拒否や相談窓口を使う

断る手間を減らしたいなら、連絡先を渡す業者を絞れる方法から始めましょう。まずは、各社の料金を比べるところからです。

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