全ての引越し業者がまったく同じ価格で同じサービスをするわけではありません。引越し費用の正確な見積もりを取るだけでなく、各業者の比較をするためにも相見積もりは重要です。
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを出させて比較することです。
このページでは、複数の引越し業者から見積もりを取る際に注意する点について解説します。
同じ条件で下見してもらう
複数の業者に下見をしてもらう場合、同じ条件で下見をしてもらうのが鉄則です。
荷物の量が全く同じで状態の方が料金やサービスの内容を比較しやすいですから、できれば同じ日に見てもらう方が良いでしょう。
業者を同じ時間に呼ぶのはNG
業者側も、ユーザーが複数の業者から見積もりを取っているのは分かっています。
しかし、だからといって同じ時間に業者を呼ぶのはNGです。複数の業者が同時に下見をすると作業に支障がでますし、営業マンの心証を害することになります。
下見に掛かる時間は家族の引越しでも1時間ほどです。複数の業者を同じ日に呼ぶのは大切ですが、せめて1時間程度はずらした方が良いでしょう。
初回の見積もりで即決すると損をする可能性がある
訪問見積もりをする営業マンは、ユーザーが複数の業者に見積もりを取っているかどうかを聞いてくると思います。
初回の見積もりは営業マンの言い値で決まります。しかし、他の業者に見積もりを取られると値下げ交渉されてしまいますから、「他の引越し業者が訪問見積もりに来る前に契約してもらおう」と考えているわけです。
「今すぐ決めて貰えればあと○○万円安く出来ます」
「即決なら無料でダンボール箱を50箱を用意します」
だからこそ、こんなセリフでその場で契約を求めてきます。
その見積もり内容に納得して即決するのも良いですが、別の業者から見積もりを取ることで値下げ交渉の余地が出てくるということだけは覚えておきましょう。